MLBのチャレンジとNPBのリクエスト
MLBとNPBの基本的なスタンスの違いなのか…カルチャーの違いか…
折角の制度なのに…ちょっと残念な気がすると共に違和感を感じます。
それは!ジャッジを下した審判員が自分達のジャッジを
検証するところにあると思います。
勿論、判定の当事者となる審判は除かれますが、その他のグランドに居た審判員と
控えの審判達が検証する訳です。そこには別の第三者の目がありません。
同じクルー?に対して客観的な判断がなされるのか…
MLBのチャレンジを参考に導入した割に客観性が担保されない形で導入された事が
残念でなりません。
MLBではチャレンジを行使されると審判団が自分で映像を検証するのではなく
ベンチ横でインカムを着けてビデオ検証の結果を待つだけです。
ニューヨークに設置された専用のスタジオでMLBの全試合をモニター出来、一括で管理してビデオを検証して判断を下すのはその場所に居る分析担当審判員達です。
サッカーのVARでもビデオ·アシスタント·レフリーがビデオを検証して、その判断に
基づいて主審が最終判断を下す仕組みです。
専用のスタジオを新設したり、各球場に独自のVTRシステム等の設置をしたり
年に数試合の地方球場の場合はどうするか等々。
MLBと比べると財源の乏しいNPBでは問題山積なんでしょうが…
客観性を担保する為に第三者の目を入れる事は、システムを支える根幹問題だと思うのですが…
下されたジャッジで選手達の懸命なプレーが台無しになったり
試合の後味が悪くなるなんて事が起きない様にベースボールを楽しみたいものです。